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The Nippon Dental University R.F.C.

先生挨拶


  ラグビーを通じて

 こんにちは。日本歯科大学生命歯学部ラグビー部の監督を務めさせて頂いている卒業生の奥山宜明(89回卒)です。

 現在は,池袋で開業歯科医師として包括的歯科医院をコンセプトに地域医療をはじめ,スポーツ歯科分野やラグビー協会関係の活動,歯科医師会の活動をしております。今,自分が活動している環境を構築できているのは,母校である日本歯科大学ラグビー部OBおよび校友の先生方,ラグビーを通じて知りあった大学,年齢,職種の垣根を越えた他大学の歯科医師および医師をはじめとするラガーマン,医療関係とは関係のない職種のラガーマンの皆様がいるからです。

 中学生時代は水泳部と演劇部,美術部に在籍しておりました。自分がラグビーを始めるようになったきっかけは、当時テレビ番組で放映されておりましたドラマ「スクールウォーズ」を観て感銘をうけた高校生の時からなのです。

 日本歯科大学進学後もラグビー部に入部し,勉学だけでなく秋の関東医歯薬大学ラグビーリーグ戦,全日本歯科大学体育大会に向けて先輩方,同期、後輩たちと練習や練習後の食事,夏合宿など多くの素敵な時間を過ごすことができました。五年生の時、主将を務めさせていただいた関東医歯薬大学リーグ戦において準優勝をすることができました。その為、入れ替え戦に出場し勝利したので、上部リーグへの昇格を果たすことができました。試合が終わって,皆とグランドで抱き合ったことが良い思い出です。

  25年前の自分はラグビーをするために日本歯科大学に入学したわけではなく,歯科医師になることを目的に歯科大学に進学致しました。「ラグビーはコンタクトスポーツだから怪我をするのでは!?」 ,「歯科大学は国家試験に合格し歯科医師になるための職業訓練学校だろう。」という意見があるのも事実です。自分の親も大学に入学してまでラグビーを続けるとは思ってもいなかったようです。当時の自分達と同様に,今の現役部員も学業だけでなくラグビー部活動にも本気で取り組み,学生生活をエンジョイしています。将来,歯科医師になるための講義,実習,試験などの勉学は決して楽ではありませんが,学業だけの学生生活では得ることができないものが部活動にはあります。試合に向けて自分たちで練習メニューや目標を決め,練習を行い,見事勝利した時の喜びや敗戦した時の悔しさを同じ釜の飯を食べた仲間と共有したことで得ることができた人間関係,達成感,喜びは将来の歯科医師としてはもちろん社会人として必要不可欠なものです。

  自分の座右の銘にもしておりますが,日本歯科大学ラグビー部の根本には「準備と心構え」,「挑戦」,「継続」,「克己心」が基本にあります。この4つをもとに部活動をやりきった後,歯科医師および歯科衛生士になった時にラグビー部時代の経験と構築された人間関係は将来に繋がります。ラグビー部OBおよびOGは卒業後も活躍をしている先輩方が多くいます。大学での講義や実習,病院実習における院外研修先施設,校友会や歯科医師会の役員にも多くの先輩方がいます。ラグビーを通して,心身ともに成長させて頂いただけでなく,日々の学業や歯科医師になった後にも多大なサポートをして頂いており,また大学や職種,年代を越えた多くの仲間が出来ました。自分自身の財産でもあり,ラグビー部関係者はもちろん後輩たちにも,よき伝統を引き継いで頂きたいと考えております。

 2019年にはラグビーワールドカップ,2020年には東京オリンピックが日本で開催されます。歯科医師,歯科衛生士の役割は大きいです。入学後は一度ラグビー部の扉を開けてみてください。
 
  監督 奥山宜明  
 

 

 













日本歯科大学 生命歯学部

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